Rose Taraだけの希少なお菓子

こだわり抜いた製法と最高級食材(オーガニック材料を多く使用)だけを使って、たっぷりの時間と手間をかけて作るRose Taraだけのお菓子たちをご紹介します。

くるみ山盛りの「究極のくるみタルト」と、30年以上にわたって作り続けている「極シュトーレン」は、Rose Taraでしか手に入らない逸品です。

*「極シュトーレン」は、2017年シュトーレンコンテスト入賞。

私とお菓子のヒストリー

幼稚園児の私は、すでにお菓子の様なものを作っていました。

「食べる人の喜ぶ顔か見たい」

私の心の根底には、いつもそれでいっぱいです。

チョコレートに何かをトッピングして家族に食べてもらったり。たわいもない事ですが、昭和40年代前半、レシピという言葉もインターネットもない時代です。母の料理本を見ては、思いを膨らませて作っていました。


高校生のころには「家庭科の女王」と言われれるようになりました。
音楽をこよなく愛する、調理も裁縫も別格の女学生になっていました。

究極のくるみのタルトと私

20年以上前からくるみのタルトを作っています。今の完成形よりもくるみが少ない、高さが低いタイプでした。友人からは、お誕生日のプレゼントはくるみのタルトがいい!!

と催促があるようになっていました。

もっと美味しくと、工夫をし始め、今の完成形はそびえたつ富士山のようになっています。そうなるとくるみをたくさん食べることになる。もっと雑味がない洗練された味にならないかな。そこで私は、くるみの薄皮を70%近く取る事にしたのです。

1台のくるみのタルトを作るのに、気が遠くなる時間と手間がかかります。実際、15cmホールのくるみの薄皮を取るのに4時間かかりっきりになるのです。タルトの生地作りから完成まで3日掛かります。材料・製法もこだわり抜いています。

「究極のくるみのタルト」を召し上がった紹介制の鉄板焼き店さんが気に入ってくださり、究極のくるみのタルトを卸していました。(後述の「極シュトーレン」も販売していただいていました)

極シュトーレンと私

大学を卒業してすぐに結婚した私は、27歳の時に夫について行ったグラーツでシュトーレンと出会いました。ドレスデンの伝統的なお菓子を扱うお店で食べたシュトーレンに衝撃を受けました。何度も言いますが・・・まだインターネットの無い世界です。

「なんですか~~この白い物体は!」大きい大きいシュトーレンでした。ウィーンに戻り本屋さんに駆け込み、ようやくシュトーレン(シュトレン)のレシピが載っている本を見つけました。

ところが、日本に帰って作っても美味しくない。いったいどうしてなのかと、毎年工夫をしました。数年後、お世話になった友人知人にプレゼントにするようになりました。(最近まで、シュトーレンって何?って聞かれることがほとんどでした。)

ようやく7年前に完成形のレシピが出来上がりました。2017年12月には、第一回シュトーレンコンテストに入賞しました。東京での授賞式では、日本のみならず世界一になったパティシエさんやフランス菓子研究家の第一人者 大森由紀子さんなど憧れの方々がずらりと。その時の喜びを胸の中で温めながら、毎年シュトーレンを焼いています。

「菓子製造許可証」のあるキッチンをお借りしてお作りします。